整体とは、ひとことで言うと読んで字のごとく”からだを整える治療法”です。

例えば、人間のからだをひとつのボールのようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。
ボールの一カ所がへこんだり、出っ張ったりすると、ボールはうまくはずみませんね。人間のからだもそれと同じです。

背骨を中心に、筋肉や骨が左右対称にあるのがベストの状態。
ところが、背骨が曲がっていたり、骨盤が歪んでいたり、あるいはからだのある部分の筋肉が緊張していたりすると、肩こりや腰痛、月経痛、内蔵機能の低下といった、さまざまな不快な症状や病気を引き起こしてしまいます。

整体とは、そういった症状や病気の原因になっているからだの歪みを取り除き、丸いボールのように正しいからだの状態に戻す治療法です。

つまり、整体=からだのバランスをとることで、からだ全体の快復力を高めることになるのです。

からだを歪めないようにするのに一番大切なことは、日常生活での姿勢です。
片ひじを立てて横向きに寝たり、横座り・足を組んで座るなどの姿勢は骨盤と背骨を変形させてしまう大きな原因になります。

また、朝起きたときと夜お風呂に入った後などにできれば一日二回、筋肉の緊張を取る体操を行うとよいでしょう。
ここで、簡単なだれでもできる体操を紹介いたします。毎日行う週間を身につけるといいですね。


※1〜8の順番で、ゆっくりと筋肉をほぐしていってください。

両腕を肩の高さに上げて、後ろ回しに30回。息は吐きながら。
肩の筋肉や、肩甲骨のまわりの筋肉をほぐしてくれます。
足を肩幅ぐらいに開き、前屈して腰の筋肉を伸ばします。
無理をせず、曲げられるところまでゆっくりと。
足を肩幅ぐらいに開き、腰に手を当てて後屈。おなかの筋肉を伸ばします。
5〜10回くらい。呼吸は自然に。
足を肩幅ぐらいに開き、前屈して、右手で左の足首を持ちます。左手でも同様に。
膝の裏側の筋肉を伸ばします。息は、吐きながら。5〜10回くらい。
足を伸ばして座り、つま先を持って、約10秒間くらいそのままで。アキレスけんを伸ばします。
息は、吐きながら。5〜10回くらい。
座って足を広げ、右手で左足の先を持ちます。10秒くらいそのままで。
足の裏側の筋肉を伸ばします。左手でも同様に。
息は吐きながら。5〜10回くらい。
正座をした姿勢から、後ろにゆっくり、からだを倒しましょう。太ももの筋肉を伸ばします。
息は、吐きながら。5〜10回くらい。
あお向けに寝て、足を頭のほうに持っていきます。無理せずにできるところまで。
背中の筋肉を伸ばします。息は、吐きながら。5〜10回くらい。





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